韓国旅行記


9/4()

ソウルでおかいもの

今日は朝はゆっくりして、体力回復を図る。胃腸にやさしいハカタのナベヤキウドンを食べて、さあ出発。

最初にまず、近くの仁寺洞の大きな白いビルへ。中には楽器屋がひしめいているのである。いわば、楽器の秋葉原。日本ではこんな所は見た事が無い。小さな楽器屋が並んでおり、中古楽器が多そうである。スピーカなども置いてあり、JBLのL166があった。もう2回くらいコーンを張り替えていそうだ。別の店ではウーファーのコーンをおじさんがせっせと張り替えていた。オリジナルとは別の音が出そうだ。SC-88Proなどもあったがまさに中古という感じだった。日本にはこういう市場はあまり見かけないが、こういう場所があればもっと楽器も取っ掛かり易くなるのではなかろうか。

次にここから南下して、T-ZONEへ。台北のそれは有名だが、ソウルにもある。ガイドブックにはなさそうなので解説すると、乙支路2街からちょっと北に行った所である。(清渓川路の南か、北か・・・うるおぼえ)こんな綺麗な電器屋が韓国にもあるのかと感心してしまう。フロアは1Fがソフト類(オリジナル)、2Fが本体、ハードウェア、周辺機器など、3FはMIDIなどと、インターネットカフェになっている。価格は結構高く、128MBのSD-RAMが2万円ちょっとという感じである。HDDは日本の20%〜40%高というところか。

(左) T-ZONE概観 (中、右) 龍山電子ランド。今や時代は Cyrix?

次に地下鉄2号線に乗って江辺の駅へ行く。この駅の前に、どでかいショッピングセンター、テクノマートが存在している。1Fには大きな娯楽室(ゲーセン)、上の階は電気製品がひたすら並んでいる。コンピュータ製品は上の2階分を占めている。なかなか韓国的で、同じような店が並び、自分がどこにいるか迷ってしまうほど。上の階にはゲームソフト売り場もあり、高校生がプレステのソフト(Nonオリジナル)を買っていた。

ここから地下鉄で2号線、4号線と乗り継いで新竜山へ。おなじみ(?)竜山電子ランドのおでましである。竜山への地下道の壁にはソフトのリストが書いてある紙があり、人だかりが出来ていた。どうやらアプリケーションのコピーソフトがあるようだ。日本と似ており、アンダーグラウンドらしい。ここが香港とちょっと違う所であろうか。

まぁ竜山はたしか4回目なので店巡りはあまりせず、PCソフトなどを速攻で買ってしまった。コンピュータ部品を売る店も数だけは多い。また特筆すべきはケースであろう。3年くらい前から韓国のケースはカラフルでカッコイイ物が多い。いまでこそ日本に入ってきたが、まだまだ韓国ものにはもっと派手なケースが多い。まぁ、もっとも日本のケースは台湾物が多いのではあるが。

前は挑戦しなかったが、ゲームソフト屋に入ってみた。店内にはMEGAとか言う会社の妖しいゲーム機や、MINTENDO64とかいうマシン、DDRのパチもんマットなどがあり、香港に迫る勢い。プレステのソフトも5,000W(\463)で売っていた。台湾に比べれば若干高い、というところである。「ほしいのだけど」といったら「これはコピーなので日本のプレステでは動きません」といわれてしまった。MOD必須らしい。隣で韓国の若者が買っていたが、メディアはCD-Rではなくプレスされたものだった。リストから希望のソフトを選ぶと、しばらく待たされ、ケースに入れたソフトが渡される仕組みになっている。

次に、竜山から市庁の駅まで国鉄に乗り、メトロミドパデパートへ。やまぎわくんは地下でCDを10枚ほど買い込み、私は5Fで辛ラーメン、ダンボール1箱を買った。定価の約2割引だ(1個あたり530W、\49)観光土産が欲しく、そのままロッテデパートの10F免税店へ行った。が、めぼしいものはなく、しかも店員に一言も声を掛けられなかった。ダンボール辛ラーメンの成果、いや、せいか?

宿に戻るも、どうしても観光土産が欲しかったので、渋るやまぎわくんを引っ張り、観光がてら南山のソウルタワーへ。ここで土産物を購入。夜景に期待したが、タワー内が明るいため見づらく、しかも空気が悪いのか視界が悪く、期待通りの景観ではなかったが、まあまあであった。それに土産が購入できたのはとても助かった。特筆すべきは、タワーには方向によって地名、距離が書いてあるのだが、元山や羅津なども韓国になっていたところか。

この後鐘路にもどり、タッカルビ(鳥カルビ)を食べる。3,500W(\324)ととても安かったが、値段相応だった。この後コンビニでお土産のお菓子を買い込み、宿へ戻る。

(左) 安いが安いなりタッカルビの店 (右) 今は日本のコンビニにも売っている辛ラーメン

(左) ソウルの宿 (右) すがすがしいソウルの朝(笑)

9/5()

ソウルからイルボン、ナリタへ

飛行機が朝の便なため、6:15分起床。支度をして、光化門の5号線の駅へ。ここから金浦空港まで地下鉄1本で行けるのだ。便利になった。

チェックインするのに30分以上かかる。冷や汗ものだった。それに引き換え出国審査は今回はすいていた。免税のタバコをお土産に買って、一路成田空港へ。

今回ほど日本に帰って、ギャップの少ない旅行はなかったろう。ソウルという緩衝材の影響もあるかもしれない。今日も辛ラーメンを食べ、韓国旅行の余韻を楽しもうと思っている。(後日談:辛ラーメンは1週間でなくなった)

最初に戻る