フルチーン(チェコ)

難易度 ★★★

所在地

チェコ北東部、オストラヴァの近く、ポーランド国境付近にあります。
プラハからは鉄道でオストラヴァ(Ostrava-Svinov)駅まで3時間、ここでOpava vychodまで行き、そこからフルチーン(Hlucin)駅まで
行きます。約5時間の道のりです。だいたい、1時間に1本です。(2013年5月現在)
車の場合、プラハから1号線でブルノ(Brno)を過ぎ、ヴィシュコフ(Vyskov)でE462に入ります。オロモウツ(Olomouc)
を過ぎ、再び1号に合流。オストラバ(Ostrava)で56号線(フルチーンスカ通り)に入ってフルチーン方面に行けば到着です。380km、201分。
ウィーンからはE461でブルノ(Brno)へ。あとは1号線で同様。307km、188分です。
ブラチスラバからは2号線でブルノ(Brno)へ。あとは1号線で同様。300km、143分です。

高度は241m、面積は21.13km2、人口は14122人。1303年からフルチーンの町は知られており、1742年に第一次シュレージエン戦争
によってフルチーンはプロイセン王国領となりました。1920年にチェコスロバキア領となりましたが、1938年にナチスドイツ領となりました。
1945年以降は、チェコスロバキア、チェコ領になっています。

国境地帯・フルチーン北部


フルチーン北部。ほぼ、ハチ(Hat)という町のあたりです。
看板がありましたので、記念撮影しましたが、よく見ると、この先、フルチーンなのですね。矢印が付いています。


469号線沿いには、桜が咲いていました。雄大な景色が続いています。


(左) 469号沿いの途中に、戦車が飾ってある場所があります。折角なので、ポーズをとってみました。えらそうです。
(右) トーチカがあったり、なかなか物騒なところですが、雰囲気は平和です。


町の中心街


(左) フルチーンの街並みです。石畳のきれいな街です。
(左) 宿泊した、聖フローリアンペンションです。なかなかきれいげで良い宿でした。


(左) フルチーンのパブ(飲み屋)。ビールが飲めそうです。
(右) 店の前には、FCフルチーンの宣伝もありました。記念撮影。


フルチーンバスターミナル。看板はやたらでかいです。でかすぎて私が小さくしか映りません。バスターミナルもでかいです。
チェコもスロバキアもバス停は巨大です。


(左) フルチーンのバス停前の風景。木の並び方が整然としています。
(右) フルチーンの宣伝の前で、記念撮影。聖フローリアンペンションの宣伝も下にあります。


歴史のありそうな建物です。


フルチーン中心街のパノラマ写真を作ってみました。広場を中心に店が整然と集まっています。綺羅な街並みです。他の街よりもきれいな気がするのは気のせいでしょうか。

フルチーンの文化博物館


(左) フルチーンの文化博物館入口で撮影。教会の横にあります。
(右) 右側の、おじさんが通路を直しているところが入口です。


(左) なんか、変わった展示をしています。蜘蛛やら、ダチョウやら飾ってあります。なかなか面白いです。
(右) 魚か肉を食べよう!という雰囲気ですが、日本人的には受け入れられませんね。でもちょっと鰹節っぽいです。


続いては、殺人事件を解決しよう! のコーナーです。本当に不思議な博物館ですが、皆さんも解決してみましょう
というスタンスです。


指紋の採取の仕方の説明コーナーやら、インタビューの内容など、なかなか本格的な流れの操作シミュレーションです。
なかなか日本ではやらなさそうなタイプの展示です。日本の場合は、平民はおとなしくしておれ、というスタンスですからね。


(左) タイトルは、「数学のダンスレッスン」。私にはsinとcosの左手は同じにしか見えませんが、まあ、位相が90°違うだけなので、そう見えると言えば見えます。
日本の中学校でもこれをやれば楽しく覚えられそうです。(一応 グラフの形をあらわしている感じです)
(右) 「フルチーンの美術」。なんか美しんだか何だかわかりませんが、とりあえず楽しそうです。


フルチーン駅


町の北側には、国鉄のフルチーン駅があります。鉄道で来られると、ここに着きます。なぜかオパバ(Opava)駅からしか鉄道が
ないのが不便な感じですが、そもそもこんなローカル線が残っていること自体がすごいです。殺風景ながらも赤いとんがり屋根なのがチェコっぽいです。


(左) 駅構内の建物内の看板はもひとつ古臭く、東欧っぽいデザインです。最高ですね。
(右) 駅のホーム。狭いですが、鉄道の車両は新しい感じです。


(左) 駅の雰囲気が味わえますでしょうか。結構東欧のローカル駅は日本に負けず渋いです。
(右) 駅の建物内も東欧感抜群の灰色っぷりです。


(左) 駅から駅前通りを見ると、なにも建物はありませんが、街路樹が素敵な感じです。
(右) この見晴らし台か監視塔かわかりませんが、微妙な建物だけが気になります。


駅前にフルチーン市街の地図がありました。鉄道で来てもこれで迷うことはありません。本当ですかね? まあ、多分大丈夫でしょう。


郊外とフルチーン湖


街のはずれには、先進国ですから当然看板があります。フルチーンここから、とフルチーンここまで。お約束の記念撮影です。
結構車が速く走っているので気を使います。


(左) フルチーン湖キャンプ場、の看板にて記念撮影。チェコ語でjezeroが湖のようです。難しいですね。
(右) 多分、パターゴルフ場だと思いますが、だれも使っていません。


湖畔はなかなか自然豊かな憩いの場となっております。芝生を駆け回りたい気分です。


フルチーン湖のパノラマ写真をどうぞ。結構大きな湖です。


なんですかこれは、と思えば、ヌーディストビーチの看板が。すみません。フルチーンでなくて。正直寒いです。すみません。ええ。お詫びしておきます。いろいろと事情もあるのです。


フルチーン湖キャンプ場、の看板パート2ですが、これまたいろいろなことができるようです。でも、客は誰もいませんでしたが。


そのほか


お宿のレストランにあった、気になるメニュー、フルチーンスープ。45コルナ(約240円)でしたので頼んでみました。コーンベースのおいしいスープでした。フルチーン、ありがたや。


(左) チェコから見たポーランド側の風景なのですが、ポーランド側があまりにも何もなく笑ってしまいます。ポーランドの平原。
(右) 男子も女子も、将来のキャリア分野を選択しよう。専門学校と、実用学校。フルチーン、チェコ。かっこいい文字だけの宣伝です。


スクーターバイク、販売サービス。看板です。やたら原始的なのがいいですね。両方とも同じ店ですね。モト・フルチーンという名前が笑えます。

フルチーンの町はなにかと、おしゃれな気がしましたが、ここはもともとプロイセン(ドイツ)の占領下にあったので、多少影響があったのかもしれないのか
なと、邪推してしまいます。、国境の町だけにいろいろと歴史があったのではないかと思うので、引き続き調べてみたいと思います。
のんびり滞在して、フルチーン湖でゆっくりするのも良いのではないでしょうか。

【ご参考】

チェコ鉄道サイト
http://www.cd.cz/en/

聖フローリアンペンション
http://www.pension-florian.cz/

フルチーンサイト
http://www.hlucin.cz/

FCフルチーン(モラヴィア・シレジア フットボールリーグ所属(2013年現在))
http://www.fchlucin.cz/

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